株式会社 冨田興業 | 代表取締役
冨田由美子 氏
なぜ起業しようと思ったのですか?
昭和54年6月に主人の父が起業した会社を主人へ、そして私へと繋いでまいりました。当時は、建設を通じて豊かな社会を実現したい、建設の立場から街の安心、安全を守る存在になりたいという願いがあり、地域社会へ感謝を込めた貢献をしたいと始めました。それは今もなお、変わらなく引き継いで参りたいと思っております。
どのような理念・想いで、どのような事業を展開していますか?
「建設で人々の暮らしを豊かにし、そうすることで人々を幸せにしていきたい」を社員一人一人の心に刻み、皆様に必要とされる企業になっていく努力をしてまいります。
「地球の未来を考える」企業として、さらにより良いものを創っていくことを理念として事業を展開しています。
どのような事業内容ですか?
総合建設業を経営しております。総合建設業とは、一般土木・舗装工事・管工事・農水管布設・リニューアルを一式で発注者から元請として直接請負い、工事全体のとりまとめを行う建設会社のことです。
道路の舗装・上下水道工事など、安全で便利な暮らしに必要な社会基盤を整備しています。また、地震などの災害に対する対策を行っています。災害にあったときの復旧活動も重要な役割です。
どのような顧客に対して、どのようなサービスを提供していますか?
仕事の依頼は、全体から見て官公庁の受注が80%、民間からの受注が20%の割合で頂いております。土木工事業が中心ですが、当社のサービスといたしまして、大規模なものから比較的小さな修繕まで承ります。また、ひとつひとつ丁寧で完成度の高い仕事をすることを提供させて頂いております。
成長を続けている理由を教えてください
地道に誠意ある仕事を続けてきたことで、行政からの信頼と実績を得てきた結果とお客様の信用を第一に考え接してきたため仕事が定着してきたことが理由だと思っています。やはり、こつこつと地道に丁寧に作業を続けることが大切だと考えています。
事業面の強みを教えてください
・創業以来、お客様から得られている信頼と実績
・40年という長年の経験に裏打ちされた確かな技術力
・地域性を活かした迅速な対応
・「気配り」「心配り」のある細かいアフターフォロー
貴社で働く魅力を教えてください
土木作業員はある程度の経験を積んだり、免許を取得したりすると、重機の運転を任せられます。重機と言ってもたくさんの種類があり、ブルドーザー・ショベルカー・ホイールローダー・クレーン車・ダンプトラック・モーターグレーダーなどなど、挙げればきりがありません。このような重機は、とくに男の子が大好きなものです。
ある社員は、「危険なのであまり近寄って見てほしくはない反面、キラキラした純粋なまなざしで見つめられると、自分がやっていることを誇りに思えてきました。子どもたちは重機を見ているので、運転手を見ているわけではないのでしょうが、これら重機を意のままに操っている姿を見せるのは、うれしいです。」と言っていました。
仕事をする上でのやりがいを教えてください
土木作業員が行う仕事は、形に残る仕事です。とくに道路は日常当たり前に存在するものですが、何もない原野を造成して作ったり、山を切り崩して作ったりして、何もないところに新しくつくられるものです。
宅地の造成や区画整理、田んぼ・畑の耕地整理や用水路・排水路の整備などあります。これらはいずれも人々の生活の基盤となるものです。
さらに、土砂崩れや洪水などの災害現場の復旧工事や、冬には除雪するなど、陰ながら人様のお役に立っている仕事です。
自分がやった仕事がこうやって目に見える形で末永く残るというのは、やりがいを感じるものです。また、道行く人や近所の方から「お疲れさま!」とか「おかげで道路がきれいになるよ。」などのお声掛けを頂くと、自分ががんばることによって世のため人のためになっているんだという実感が沸きます。こういうときにもがんばってよかったなと思え、やりがいにもつながります。
組織の特徴、社風を教えてください
地元密着型施工でお客様第一をモットーに地域貢献したい!
土木・舗装・環境設備・リニューアルの各分野におきまして、多岐にわたる市場のニーズにお応えし、地域の方々に感謝し、地域の方々と和合しながら、社会に貢献できる企業を目指して最大の努力をしております。
将来の構想やビジョンを教えてください
私たちは過去の経験を生かし、自社独自のノウハウを活用しつつ、地球にやさしい施設をつくる為の技術を磨いていき、未来へと繋いでいきたいと考えています。
また、時代のニーズを的確に捉えながら、常に【感謝】の想いで快適で健全な未来の創造を目指して進んで参ります。
人材採用方針として、求める人物像、期待する役割などを教えてください
向上心があり、明るく、じっくり物事を考え、飽きずに努力してくださる方を希望します。更には、資格取得者(土木施工管理技士2級等)であれば良いですね。
どのような教育の機会がありますか?
商工会や建設業業界の講習会や研修会に参加しています。参加することによって学ぶことがたくさんあります。
人材育成の為にどのような取り組みを考えていますか?
社員のどのような意見にも耳を傾け、やる気のある社員に機会を与え、何事も経験させることが大切だと考えております。
経営者としての強みを教えてください
お客様、社員のために、どんな困難にも負けない心で取り組み、前向きに考えていく力が備わっているところではないでしょうか。
経営者として心掛けていることを教えてください
施工業者側ではなく、相手の立場に立って、相手の身になり、よく意見を伺いながら施工に努めることを心掛けています。そして、地域のみなさんに愛される建設会社を目指していきたいと思っています。